まず、以下の写真を見ていただきたい。これは、1998年のFRANCE W-CUPに先立ち1997年にフランスで開催されたプリワールドカップの時の写真である。俺達(あえて達をつけたのはこのサッカー観戦旅行が新婚旅行だったからだ。)はイタリアVSブラジル戦 フランスVSイタリア戦 フランスVSイングランド戦の計3試合を観戦した。真中で幸せそうなアホ面をしているのが俺だ。背中ではなく腹の方にバッグを持ってきてるのがちょっとマヌケ。説明の必要はないとはおもうが、その両サイドでポーズを取っているのがかの悪名高きフーリガンだ。しかし、彼らはとても紳士だった。はじめに出会ったのはトイレの中だったが、順番を譲ってくれたし、写真撮影にも気軽に応じてくれた。なのに、彼らフーリガンはスタジアムの一箇所に集められ、しかも彼らの周りを防護ネットでぐるりと取り囲まれていた。まるで、檻の中で飼われている二十日ねずみみたいな感じだったのを覚えている。彼らはその檻の中でペットショップボーイのGO WESTをGO WESTという歌詞のところをENGLISHに替えた替え歌を歌っていた。(日本代表の応援歌にもなったがこちらが本家)
で、そのときにおれの心の中でひとつの疑問が浮かんだ。日本はどのようになるのだ?白地に赤丸ということは顔を真っ白に塗って真中だけ赤くするのか?何かめちゃくちゃカッコ悪くねーか?いいなあイングランドは白地に赤十字で...
今思うにこのときがおれのサッカー日本代表ペインティングサポーター人生のプロローグだったと思う。まープロローグにしては少々遅い気もするが、エピローグは早いだろう。
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